【スマートシティ】インドネシア共和国のための包摂的でレジリエントな持続可能な都市とコミュニティの構築に向けたスマートシティ研修ワークショップ

2022/11/10
インドネシア・バリ

国際連合地域開発センター(UNCRD)は「包摂的でレジリエントな持続可能な都市とコミュニティの構築に向けたスマートシティ研修ワークショップ」を実施しました。本ワークショップは、インドネシア共和国公共事業・国民住宅省(PUPR)と「水と災害に関するハイレベルパネル(HELP)」が共催したG20特別イベント「COVID-19、気候変動、災害の影響からより強くなるためにー質の高い社会に向けての行動 」のスペシャルイベントとして開催されました。プログラム前半は、遠藤和重UNCRD所長、ならびに草野愼一国土交通省官房審議官の挨拶があり、続いてマカッサル市長、メダン市長、タンゲラン市長、バンジャルマシン市長、バニュワンギ市長(Regent)、ジャカルタ市の担当者によるスマートシティに関する取組みについて発表がありました。基調講演では、インドネシアの新首都建設を担っているヌサンタラ首都圏庁(NCCA)副長官が、グリーンでスマートな新首都の目指す姿や計画について解説しました。

後半では、3つのグループに分かれて、各都市が直面している課題について、グループワークとディスカッションを行い、議論した内容をグループごとに発表しました。専門家からは、それらの課題をどのように改善できるのか、いくつかの提言と解決策が提示されました。本ワークショップには、インドネシア国内の10都市から5名の市長を含む幹部職員ら20名が参加し、途上国・先進国を問わず都市問題の解決策として期待されるスマートシティについて活発で双方向的な議論が展開され、貴重な景経験が共有されました。UNCRDで作成した研修教材シリーズ(1.スマートシティ、2.スマートモビリティ、3.水防災とスマートシティ)を活用した初めての研修ワークショップでしたが、引き続き教材を活用して人材育成を展開していきます。