ストックホルム世界水週間2024でのセッション共催について(2024年8月25日 スウェーデン・ストックホルム)

Date

2024/08/21

毎年ストックホルムで開催される「世界水週間(World Water Week)」は、ストックホルム国際水研究所が主催し、専門家やステークホルダー等が世界の水問題について議論する国際会議です。2024年のストックホルム世界水週間は「国境の架け橋:平和で持続可能な未来のための水(Bridging Borders: Water for a Peaceful and Sustainable Future)」をテーマに8月25日から29日に開催され、会期中、国際連合地域開発センター(UNCRD)は、「平和構築の機会を創出する水関連災害」をテーマに「Fostering Peace before, during and after Water-related Disasters」と題したセッションを共催します。

平和と水は互いに結びついています。歴史上、水関連災害の重要な情報を共有し、被害を受けた近隣諸国への支援を拡大することによって、水辺の国同士の好機となった事例は数多くあります。過去50年間で、世界の水に関する外交1,800件のうち3分の2に当たる1,200件において水が平和のために利用されました。一方で、人間の生存に不可欠な水インフラが、悪意ある勢力の標的になることもあります。水やその他の必要不可欠なサービスに関連する施設や作業員は、戦争や紛争といった脆弱な平和環境下であっても軍事的な攻撃から守られるべき存在です。

今回のセッションでは、「HELP Principles to Peace before, during and after Water-related Disasters(水関連災害の発生前、発生中、発生後の平和のためのHELP原則)」としてまとめられた提言に基づき、各国の平和を育むための水災害時の行動について議論します。また、第10回世界水フォーラムのバンドン精神水サミットの成果文書である「バンドンの精神:行動への呼びかけ(The Spirit of Bandung: A Call to Actions)」のうち、「水と平和」の章に焦点を当てて実施する方法についても議論します。

セッションは、オンラインで視聴が可能です。お申込み先(要登録):https://worldwaterweek.org/tickets

関連ウェブサイト
ストックホルム世界水週間2024 (World Water Week 2024) (https://worldwaterweek.org/)

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