【ローカルSDGs】UNCRD一般公開セミナー「『スタートアップ×社会課題』で促進するSDGsと社会変革」(2025年3月18日 愛知県名古屋市)

2025/03/18
愛知県名古屋市

国際連合地域開発センター(UNCRD)では、持続可能な開発目標(SDGs)についての理解を深め、地域における取組みについて共に考えることを目的として、SDGsに関する一般公開セミナーを開催しています。8回目となる今回は、社会課題解決型スタートアップをテーマに開催しました。

はじめに、UNCRD所長の村田重雄から開会の挨拶が行われました。挨拶の中では、2024年6月に国連から発表された「持続可能な開発目標(SDGs)報告2024」によると「SDGsのターゲットのうち、順調に推移しているものはわずか17%」であり、「2015年の基準値よりも後退しているものもある」ことを紹介し、2030年までの後半戦においては、SDGsに向けた取組を飛躍的に加速させることが求められ、そのためには、従来の方法に加え、スタートアップ企業などの急成長を目指す革新的なプレーヤーの参画や、さまざまなステークホルダーとの連携が重要となると述べました。続いて、UNCRD研究員の荒井滋規からSDGs達成に関する国内外の概況についての説明が行われました。

その後、事例発表が行われ、はじめに、名古屋大学大学院環境学研究科・准教授の涌田幸宏氏が登壇し、国内外におけるサステナビリティとアントレプレナーシップに関連する学術研究の歴史や現状について説明しました。続いて、一般社団法人インパクトスタートアップ協会(ISA)・事務局長の小池克典氏が登壇し、社会課題解決を目指すスタートアップであるインパクトスタートアップの概要とISA設立の背景や主な活動内容、ISA会員企業の状況について発表しました。加えて、株式会社NEWSTA・代表取締役CEOの鈴木碩子氏、株式会社TOWING・取締役CTOの西田亮也氏がそれぞれ登壇し、事業を創業するに至った経緯や、社会課題の解決に向けた取組について説明しました。最後に、株式会社UNERI・代表取締役CEOの河合将樹氏が登壇し、インパクトスタートアップに関する国内外な情勢や、支援に関する取組みについて発表しました。

事例発表に続いて行われたパネルディスカッションでは、河合氏が進行を務め、涌田氏、小池氏、西田氏、鈴木氏が登壇しました。社会課題解決と事業収益性の両立に関する課題や、社会課題解決スタートアップの将来展望について、グローバルからローカル、そして実務から学術といった幅広い視点での活発な議論が行われました。

セミナーには60名余りが参加し、終了後は登壇者・参加者を交えた交流会を開催しました。パネルディスカッションでの活発な議論の直後とあって、参加者の熱意も非常に高く、会場の至る所でネットワーキングが行われるなど、たいへん充実した交流会となりました。UNCRDは、引き続き、社会課題解決型スタートアップを含む様々なプレーヤーやステークホルダーとの連携を拡大し、国内外のSDGs推進に貢献していきます。

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