「第4回アジア・太平洋水サミット(APWS)」の開催を支援 (2022年4月23日-24日 熊本県熊本市・オンライン)

Date

2022/04/26

UNCRDは、アジア・太平洋水フォーラム(APWF)と熊本市の共催による「第4回アジア・太平洋水サミット(APWS)」の開催を支援しました。本サミットは「持続可能な発展のための水~実践と継承~」とテーマに、4月23日~24日に熊本市の熊本城ホールにて開催され、日本を含めアジア・太平洋地域の30か国の首脳や閣僚級、国際機関の代表らが出席しました。

4月24日には、UNCRDは、水と災害に関するハイレベルパネル(HELP)、オーストラリア政府、日本政府、アジア開発銀行(ADB)、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)ととも「特別セッション(島嶼国セッション)」を共催、気候変動による災害への脆弱性にどう対処するかを含め、島嶼国特有の水問題について議論しました。

冒頭、ハン・スンスHELP議長による開会挨拶、横田正文国土交通省大臣官房海外プロジェクト審議官、ジャン・アダムズ駐日オーストラリア大使による歓迎挨拶に続き、カウセア・ナタノ・ツバル首相、デイビッド・カブア・マーシャル諸島大統領による基調講演(ビデオメッセージ)が行われました。続いて、アーメド・ムジハバ・モルディブ共和国環境大臣、クロスレイ・タツイ・ニウエ・インフラ・財務大臣、山川 宏JAXA理事長による基調発表が行われました。これを受けて、ジョン・フリッツ・ミクロネシア連邦特命全権大使、ファアラヴァアウ・ペリナ・ジャックリーン・シラ・ツアラウレレイ・サモア独立国特命全権大使、テヴィタ・スカ・マンギシ・トンガ王国特命全権大使、アレクサンドラ・ガルペリンADB上級災害リスク管理専門家、遠藤UNCRD所長が、各国・機関の代表者として、各国の現状や島嶼国への支援について発言しました。最後はヘンク・オヴィンク オランダ水特使の最終コメントとHELPによる閉会の辞で、本セッションは終了しました。今回のセッションでの議論の成果は、本サミットの成果文書に反映されるとともに、2022年5月にバリで開催される第7回防災グローバルプラットフォーム、2022年9月にブリスベンで開催されるアジア防災閣僚会議、「水の国際行動の10年」を含む国際目標の中間レビューなどに貢献することが期待されます。

また、UNCRDは、ハイレベルステートメントセッションにおいても、水に関連する取組みや今後のコミットメントについて声明を発表しました。

本サミットの詳細についてはこちらをご覧下さい。