「持続可能な開発のための水」国際行動の10年に関する第2回ハイレベル国際会議においてセッションを支援 (2022年6月7日 タジキスタン・オンライン)

Date

2022/06/08

UNCRDは、6月7日にタジキスタン・ドゥシャンベ及びオンラインで開催された「持続可能な開発のための水」国際行動の10年に関する第2回ハイレベル国際会議において「レジリエントなインフラと災害リスクの軽減(DRR)」セッションの開催を支援しました。

セッションでは劉振民(リュー・ジェンミン)国連経済社会問題担当事務次長が基調講演を行い、世界は、気候変動、生物多様性の損失、汚染という3つの地球規模の危機に直面していると述べ、UNCRDが、特に後発開発途上国や小島嶼国の政策立案者や行政官らを対象に、革新的なソリューションを通じて都市のレジリエントを高めるための技術支援を行うスマートシティ・プロジェクトを行うことを紹介しました。また、COVID-19のパンデミックが世界の開発資金や気候変動への適応に悪影響を及ぼしていると述べ、既存のリスクや新たに発生するリスクを予防し備えるために、課題に効果的に取り組む必要があると述べました。また、気候変動の影響の緩和に向け、より持続可能な水管理を実現するために、レジリエントなインフラのための資金調達を公的、民間、混合型に拡大しなければならないとも述べました。

セッションでは劉振民国連経済社会問題担当事務次長の基調講演のほか、Shixin Chenアジア開発銀行副総裁による基調講演、「SDGsの完全達成とポストコロナ社会の構築に向けてレジリエントなインフラとDRRが果たすべき変革的な役割」をテーマにしたハイレベル・パネルディスカッション が行われました。