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「バンドン精神水サミット」を開催(2024年5月21日 インドネシア・バリ)
Date
「バンドン精神水サミット」はインドネシア・バリにおいて開催された「第10回世界水フォーラム」(2024年5月18日-25日)の主要プログラムのひとつであるハイレベルパネルで、国際連合地域開発センター(UNCRD)は本サミットをインドネシア政府、アジア開発銀行(ADB)、水と災害に関するハイレベルパネル(HELP)、世界水会議 (WWC)、Club de Madrid (CdM) 、 Sanitation and Water for All (SWA) 、ジュネーブウォーターハブ (GWH) とともに共催しました。 サミットは、すべての持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて世界の水危機を打開する革新的な行動を生み出すことを目的に、東チモール首相や世界の元首脳級、国連の長ら約20名が参加し、約30名の政府関係者、国連機関の専門家やユース等のステークホルダーを含む500名の参加者とともに、緊急を要する水問題に関連する3つの主要分野「水、災害と気候変動」、「すべての人ための衛生と水」、「平和のための水」に焦点を当てて議論を行いました。
サミットの開会式では、天皇陛下によるビデオでの基調講演が行われました。「繁栄を分かち合うための水」のタイトルのもとで行われた御講演では、昨年のインドネシアご訪問や国内外でのご視察におけるフィールドワークを通じて得られた事例を引用され、全てのSDGsが水と深く関わっていること、そしてその背景には、それらの事例に示されたような人間と水との深いつながりがあると述べられました。御講演のビデオならびに和英の原稿は宮内庁のウェブサイトに掲載されています。また、「すべての人ための衛生と水」のセクションでは熊本市長の大西一史氏より水問題解決における地下水保全の重要性が強調するとともに、その分野における熊本市の取組みが発表されました。
サミットの成果は、「バンドン・サミット・コール・トゥ・アクション(Bandung Summit Call to Actions)」にまとめられました。UNCRDはHELPなどの共催者とともに、プログラム、成果文書の作成を行い、また首脳級参加者ならびにステークホルダー代表の招聘や連絡調整、当日の運営を行いました。今後は、主要国際会議などでの成果文書の発信ならびに成果文書に示された行動の実施に向けた取り組みを行っていく予定です。
サミットの詳細はプログラムをご覧ください。