国際交通フォーラム(ITF)においてサイドイベント 「アジアによる交通のグリーン化への貢献」を開催 (2024年5月22日 ドイツ・ライプツィヒ)

Date

2024/05/31

国際連合地域開発センター(UNCRD)はドイツのライプツィヒで開催された国際交通フォーラム(International Transport Forum:ITF)において、アジア開発銀行(ADB)、アジアインフラ投資銀行(AIIB), アジア交通アウトルック(ATO)と共にサイドイベント「アジアによる交通のグリーン化への貢献」を行い、15カ国から政府関係者、学術研究機関、民間セクター、国際開発金融機関等を含む40名以上が参加しました。

本イベントは、アジアにおける持続可能な交通の促進に向けて、ADBが発足した「アジア交通アウトルック(ATO)」(交通情報プラットフォーム)とUNCRDが事務局を務める「アジアEST地域フォーラム」が担う相互関係を強化する機会となりました。国際社会が持続可能な交通の発展に向けて進む中、現在アジアは変革的な解決策を創出する先駆的な地域になっており、他地域が交通のグリーン化への転換を加速させるために役立つ優良事例が数多くあります。アジアは自らの課題に直面しながらも、高速鉄道、共有モビリティサービス、電動モビリティなどの具体的な解決策の面で目覚ましい進歩を誇っています。

本イベントではそのような発展について話し合い、都市や国が持続可能な開発目標(SDGs)、パリ協定、ニューアーバンアジェンダなどの国際的な課題や協定に合わせて、持続可能な交通の将来を舵取りしていくための教訓や協力の可能性を探ることを目的として行われました。発表では「中国における高速鉄道の拡充」、「インドにおける都市間の接続の改善に向けた準高速鉄道の開発」「韓国における都市交通セクターのカーボンニュートラルに向けた取り組み」)などが紹介され、アジアが交通セクターのグリーン化に向けて多大な貢献をしていることが示されました。

発表の詳細は、イベントページ(英語)をご覧ください